(3)の追伸
んー
まだ、過去の事じゃないな。
そりゃそーよ。
だって、去年の12月のあの事件が
地獄の入り口だったんだもん。
入り口…
そう‼玄関よ、玄関。
しかも、玄関開けて
まだ一歩踏み入れる前よ‼
「コンニチワ♪」
って、言う前よ‼
あの瞬間、
『これが地獄か』
と思った自分に言ってやりたい。
この、バカタレ‼
これからじゃ‼
簡単に地獄とか言うな‼
このバカタレ‼アマタレ‼クソタレ‼
はぁ…
…でも…
ツラかったね。
忘れられないね。
えらかったよ、あのときのアンタは。
よく、あの数分で
あの興奮状態から
正気に戻ったと思う。
そして、よく
あの言葉をヤツに言えた…と思う…
今ならアイツに言える。
このバカタレが‼
自分のやってたことの重大さ、わかってんのか。
…わかってねーよな。
わかってたら、今頃こんなことになってないよね。
バカだ
本当にバカ男。
…でも、
あなたの弱さを理解していなかった私も
バカ。